池の上『ボブテイル』のオーナーだった羽場さん。
亡くなったという知らせを聞いたのは先月のこと。
聞いたときは一瞬、
いつもの羽場さん特有の、ユーモアに満ちた企画なのかと思った。
今回はかなりのブラックジョークなのかなって。
あぁ、でも今回だけは違ったんだな。
あんなに仲間に囲まれて、愛されていた人もそうそういないと思うのにな。
羽場さんは、自身もアーティストで、ふだんはひじょうに繊細な方という印象で。
池の上陽水という名前で出したCDは傑作だったなぁ。
日本語が美しくて。
この人の脳内は、いったいどうなっているんだろうって不思議だった。
ボブテイルというお店は、世間がどうとか、売れているから、とかそういうことじゃなくて、
羽場さんの審美眼でもって出演するアーティストが決まっていたように思う。
ボブテイルがあった場所(現在はルイナというお店)へお花を届けに。
帰り道、泣けてきたよ。
みんなを惹きつけてやまない人。
羽場さん、きっとあなたが思っている以上に、みんなあなたのことが好きなんです。