先日のアメリカ大統領選挙、オバマ氏に決まりましたね。
経験値や政治的手腕などいろいろ言われてはいますが、
まず演説が上手い。
何かをやってくれるのではないか、そして自分たちにも出来るのではないかという期待感。
それを感じられる演説というのは、実はそんなに多くない気がします。
その点でも、今後歴史に名を残す人物になるかもしれません。
テレビを見ていて私がそれ以上に印象的だったのは、
オバマ氏当選のニュースを聞いて涙を流す黒人の方たちの姿。
「これで、もっと自由になれる」という彼らの声。
そしてキング牧師の演説。
『 私には夢がある。
私の幼い4人の子ども達が、いつか肌の色ではなく、
人格そのものによって評価される国に住めるようになるという夢が。』
I have a dream that my four little children will one day live in a nation where they will not be judged by the color of their skin but by the content of their character.
有名な演説で、前にもどこかで映像を見たことがあったと思うのですが、
今回はこれを聞いて思わず泣いてしまいました。
日本にいるだけでは、頭では理解しているつもりでも、
なかなか日常肌で感じることが少ない人種差別という問題。
キング牧師の演説は、話すとか叫ぶというより、むしろ歌っている感じがするんです。
独特の節回しですし。
ものすごく入ってくる。
素晴らしいです。