生まれてこのかたずっと、 海、もしくは川の近くに住んでいます
水は気持ちを浄化してくれるような気がする
水が流れているのを見るだけでも、なんとなく落ち着くのです
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さいきん東京という街についてよく考えます
生まれ育った場所
他県からも多くの人が思い思いにこの街にやってきて、暮らしている、まさに共存の街
自分にはずっと故郷というものがないような気がしていました
地方から上京してくる人に会うたびに感じる、
「自分には、この人たちにある何か大切なものが欠落しているのではないか。」という焦躁感
そういう思いが消えなかったのだけど、
でもさいきん、たとえば東京のことを悪く言われると、チクリと胸がいたむのです
自分にとっては生まれ育ったのは、ここ以外ほかになく、
それはやっぱり、ふるさとということなのでしょう
私は自分で思っているよりもずっと東京が好きなのかなぁと思います
この雑多の街の
人間模様も
なかなか見えないと言われている星たちも
なんとなく、いとおしい
そして東京の下町は、
今も昔も、ちゃんとあたたかい
いつか他の街に住む日が来るのかなぁ
もしくは海を越えて、違う国とか
ともあれこの街で、東京生まれの東京育ち、という人は、
逆にそんなに多くないのかもしれません
だからこそ想いがめぐっている場所
すくなくともまだまだ、飽きるということはなさそうです