あしたは終戦記念日。
そして生きていればいい感じのおじさまになっていたはずの、父の誕生日。
今日は父の命日だった。
暑い一日。
そういえばあの日も暑かった。
静岡の病院から遺体を搬送してくる母に代わって、
葬儀屋やお寺の手配、各方面への連絡をすぐにでもやらなければいけなかったけど、
なにぶんそれまでそういう経験がなかったのと、
知らせを聞いた直後で放心状態で、
どうすればいいのかわからずに家に帰ってきた。
チャイムが鳴って、
となりの奥さんが訪ねてきてくれた。
すいかをもって、訪ねてきてくれた。
「ひとりの人を見送るのは大変だけどね、でもがんばって!」と言って。
私はそのころ、がんばる、という言葉にひどく敏感になっていて、
自分にも人にもあまり使わないようにしていた時期だったのだけど、
あのときほど、
がんばって、の一言が胸に響いた日はなかったと思う
見送らなければ、最後まで
と思えた
すいかも美味しかったなぁ
泣きながら食べた