もうすぐ『光の中の女神』を出してから1年が過ぎようとしています。
今年の夏は、去年以上に暑くなりそうだな。
なんとまだセルフライナーノーツが完成していなかったので!
ここで3曲目の『運命の女神』を


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『運命の女神』
もともとは「Pearl」同様、テニスのグランドスラムの、
WOWOWのテーマソングとして書きはじめた曲です。
当初は2曲書いて、よりいいほうを選んでもらおうと思っていたのです。
ところが作っていくうちに、これはゆったりしたテンポで
言葉をじっくり聴いてもらったほうがいい気がしてきて。
そこでテーマ曲とするのはやめて、バラードとして作り直そうと方向転換。
歌詞も照れずに、できるだけストレートなものにして再出発。
「女神」というキーワードを残したのは、
どんな場面でも、今まで出会った人の中で、
自分の人生を変えてくれたり、ターニングポイントのきっかけをくれた人はいると思ったから。
人ではなく、出来事という場合も。
生きていくことは選択の連続で、時に大きな試練を伴います。
その中で、人と人が出会って、共感したり共鳴したりすることは
考えてみたらとても貴重だなと。
一瞬にして未来に飛ぶことはできないし、
時間はみんなに平等にあるものだから、それ積み重ねていくことで何かが見えたり、
後になってから気づいたり。
たくさん失敗して、悩んで、気づいて、感謝して、
その時々でベストだと思う道を進んでいくことの連続だと思ったから、
そのことを一番に込めたかった。
メロディも私の曲の中ではシンプルだと思います。
心のままに素直に作った。
この曲が書けて良かったな、と、ときどき後から思ったりします。
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